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介護の仕事をしていると、きちんとした資格を取ってキャリアップを狙いたいですよね。



確かに介護職の多くは資格手当を採用している所が多く、資格を取ることが給与アップの近道と言えるでしょう。



実際に資格取得を推進している施設は多いです。



ですが仕事をしながらスクールに通って資格をとるのは難しい…。



そんな人には通信講座がお勧め!



今回は介護系の通信講座はどのような種類があるのか、期間や費用をまとめました。



「介護の通信講座一覧!資格を最短で取ろう!」



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まず通信講座で勉強することができる資格についてご紹介します。



資格を取ることができる、と言っても通信講座を受けることですべての資格が取れるわけではありません。




実際には資格試験があるものや講座を規定時間受講しなければ資格が取れないものもあります。




資格の取得条件は各項目で紹介しますが、試験やスクールに通う必要がある資格があることも覚えておいてください。



また、現在の介護資格試験は、実務経験が必要なものも存在します。



そのため受けられるかどうか、自分のキャリアを確認しながら、受験する資格を選びましょう。



現状では、受験資格に実務経験が問われるので介護初任者研修、介護実務者研修、介護福祉士、ケアマネージャーの順で取得していくのが一般的とされています。




ではその順に確認していきましょう。



「介護資格の入門!介護職員初任者研修!」




まず最初に紹介する資格は介護系資格の登竜門とも言われる「介護初任者研修」です。



資格を取得することによって、被介護者の身体介護や訪問系サービスなどを行うことができます。



介護初任者研修は、2013年度以前のホームヘルパー2級相当の仕事をすることができます。



もともとホームヘルパー2級は訪問介護をする人に必要な資格でした。



一方で介護初任者研修は訪問介護だけではない、施設介護にも必要な内容を学習し、取得する資格になっています。



受験資格は特にありませんが、カリキュラムの修了後、修了評価に合格することで資格取得することができます。



資格取得のため、国で決められた130時間の研修を受けなければなりません。



完全通学の場合は22日かかりますが、通信通学を併用することで15日に短縮できるのです。



その場合、最大で40.5時間の研修を、通信学習で受講できるのです。



残りの学習は講座に通い、講義や実技を経て学ぶ形で資格取得を目指しましょう。



講座の中には夜間に受講できるものや、土日など様々な日程でスクールが用意されています。



気になる費用ですが安いもので6万円から12万円代となっています。



受講期間も1か月から4か月という短い期間で取ることができます。



「より質のいい介護サービスのために!介護福祉士実務者研修!」




次に紹介する介護実務者研修は、医療ケアも学ぶことができる、初任者研修よりさらにステップアップした資格です。



受験の資格や条件は特にありません。



ですが、持っている資格によって必要な受講時間が変わります。



通常の受講時間は450時間ですが、介護初任者研修を持っていることによって、320時間まで短縮することができます。



実務者研修でも通信講座を利用することができ、通学日数は最短6日と言うスクールもあります。



介護福祉士実務者研修は講座を受講し終わると資格取得ができます。



費用は無資格の人で14万円から。



すでに初任者研修を持っている人は、10万円程度で受講することができます。



勉強時間や費用はかかりますが、研修を取得しておくことで介護福祉士の実技試験が免除となるため、あらかじめ取っておきたい資格であると言えます。



「介護のプロとして取りたい国家資格!介護福祉士!」




介護職唯一の国家資格、介護福祉士は取得することでサービス提供責任者や生活相談員として、活躍できるのです。



ですが資格取得のためには、3年以上の実務経験があり、なおかつ実務者研修終了者である、と言う条件があります。



試験は年1回、1月に筆記試験が行われ、3月に実務試験がありますが、実務者研修を修了していると、実務試験は免除となります。



合格率は2017年度で70%と高いですが、実務経験があっても勉強は必要です。



それを補ってくれるのが、通信講座です。



最新問題の対策をすることができます。



対策講座なのでスクールに入る必要がなく、通信講座でも安いものでは1万円から4万円程度で通信講座を受けられます。



「資格所得のためのサポートを通信講座で!ケアマネージャー」




国家資格ではありませんが、公的に認められた介護職の中でも特に需要の高いケアマネージャー。



資格を取れば、被介護者や家族からの相談援助、介護認定書類の作成、ケアプランの作成など、より責任のある仕事をすることとなります。
 


資格手当として給与も上がり、転職などにも苦労しないことから資格を取ろうと言う人も多いです。



受験するには医師、介護福祉士、看護師などの該当する国家資格を取っていること、900日以上の介護職の従事期間があることの2つの条件があります。




6月ごろに申し込みをし、資格試験を受けられるかの審査があり、10月に本試験があります。



試験は筆記のみです。



必要な受講講座はありませんが、筆記のための勉強が通信学習でできます。



通信学習では2万円から4万円程度で受講できます。



通信講座では最新の対策問題が組まれているため、より短時間で効率的な勉強をしたい人に向いています。



合格率は2016年度で13%と低いですが、通信講座を取り入れて勉強してみてくださいね。



「介護の仕事をしながら通信講座で資格の勉強ができる!」



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介護業界で仕事をしている人にとってキャリアアップの近道と言える資格取得。



需要があることもあり、介護系の資格取得には国の補助などがあり、ハローワークで問い合わせると受験代や資格取得費用が返ってくる手続きができる場合もあります。



ヘルパーやケアマネージャーは利用者に親身に寄り添う存在です。



介護のプロは資格を取り、キャリアアップしていくことで、できることが増え、より利用者と家族に近い存在になっていきます。



特に介護現場のスペシャリストと言われるケアマネージャーは被介護者だけでなく、家族の状況を判断してケアプランを作っていく仕事をします。



私自身もケアマネージャーさんと相談しながら働き方を考えている一人です。



キャリアアップのためにも、利用者さんにより近い「介護のプロ」になるためにも、資格取得を目指してみてはいかがでしょうか?