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介護系の職業についている人にとって資格は切っても切れない関係ですよね。



介護は特に資格を持っていることでできることが変わってきます。



例えば初任者研修を持っている人と無資格の人を比べてみると、無資格では身体的な介護はほぼ出来ず、掃除や歩行の手伝いなど初歩的な介護しかすることができません。



さらに、介護福祉士と、初任者研修では給与の差が出てきます。



それは介護福祉士が国家資格であることに起因しています。



介護業界でキャリアアップを目指していくには資格の取得が必須、と言っても過言ではありません。




それではキャリアアップのために取りたい資格ですが、どのように取ればいいのでしょうか。



「介護の資格のための学校3つを紹介!」



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介護の資格を取るためには3つの方法があります。



まず一つ目は、福祉系の高校を卒業し、介護福祉士の国家試験に合格すること。



もう一つは専門学校や養成施設に通い、介護福祉士の国家試験に合格する方法。



最後の一つは3年以上の実務経験を積んでいる人が、スクールに通って実務者研修を終了し、国家試験を受け、資格を取ると言う方法があります。



では各項目で詳しく見ていきましょう。



「1.介護を仕事にするために福祉系の高校に通う!」




この記事を見ている人の中には介護職を一生の仕事にしたいと福祉系高校の受験を考えている人も多いでしょう。



介護業界に進みたいという高校受験前の人は福祉系の高校を受験しましょう。



平成21年以降に入学した人は規定の単位を取ることで介護福祉士の実務試験が免除になります。



この場合は高校3年生の段階で国家試験を受験し、合格すれば社会福祉士の資格を取得することができるのです。



新卒で入所しても即戦力として働くことができますよ。




「2.介護福祉士になるために養成学校に通う!」




次に紹介するのは普通高校に在学、または卒業した人が介護福祉士を目指す場合。



この場合はいくつか選択肢があります。



まず、2年以上のカリキュラムが組まれている介護福祉士養成施設に通う場合。



この場合は既定のカリキュラムを2年と言う期間、受けることで介護福祉士の受験資格を得られます。



次に福祉系の大学に進学したり、社会福祉士の養成施設に進んだ場合。



この場合は介護福祉士の受験資格を得るためには、併せて1年以上の社会福祉士養成施設に通う必要があります。



ですがこのルートで資格取得を目指す場合、平成29年から33年度に卒業する人は注意が必要です。



国家試験を受験するには筆記試験が必須となりますが、受けなかった場合や不合格だった場合には卒業後5年間の期限付きで介護福祉士に登録されます。



その後5年間継続して実務経験を積むか、筆記試験を受けることで正式に介護福祉士として登録されます。



ちなみに34年以降に卒業した人は筆記試験が必須です。



養成学校に入った場合普通科の高校を卒業した人で2年程度。



すでに福祉系の大学や社会福祉士の養成所に通っていた場合は1年程度の時間を要します。



「3.実務者研修を取得してから介護福祉士を目指す!」




介護業界へ未経験から入った人も多いでしょう。



未経験から介護福祉士を目指すにはいくつか段階を踏まねばなりません。



未経験から施設への勤務を経て介護福祉士を目指すためには、実務者研修の修了が必須となります。



また介護の仕事を3年以上していること、なおかつ540日間の従事期間が必要です。



介護実務者研修のカリキュラムは無資格で受講する場合450時間の学習時間が必要です。



実務者研修も通信学習を取り入れることは可能ですが、実技指導があるため、必ず学校に通う必要があります。



実務者研修には試験がないので、カリキュラム修了時点で資格取得になります。



実務者研修を取ることで初めて介護福祉士の試験の受験資格を得ることができるのです。



介護実務者研修の通学期間はすべて通学で半年から9か月と時間がかかります。



通信と併用した場合は最短で通学が6日というコースもあります。



ですが勉強時間が長く、継続した学習が必要です。

「初任者研修を実務者研修の前に所得しておくメリットは?」



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受験資格の必須項目である実務者研修と言う資格ですが、実務者研修の資格を取る前に「介護初任者研修」を取ることをお勧めしています。



介護初任者研修は排泄や入浴、着替えなど利用者の身体的介護をするために必要な資格です。



介護初任者研修の資格を取るためには130時間の学習が必要になります。



通信学習でも一部カリキュラムは受けることができますが、89.5時間は必ず学校に通わなければいけません。



学校では車いすからベッドへの移動など技術指導の時間も必要となります。



受講後修了試験を受けて資格取得することができます。



なぜ初任者研修を先にとっておいた方がいいのか、と言うと初任者研修を修了していることで、実務者研修の必須項目である130時間のカリキュラムが免除となるからです。



また基礎となる初任者研修を取っておくことで、実務者研修を取得するまでの間、仕事の幅が広がります。



介護の初歩について学習することができるため初任者研修から修了していく人が多いです。


初任者研修の通学期間は通信を併用して最短で1か月、すべて通学で3~4か月と言う時間を設定している学校が多いです。



初任者研修を修了した後、改めて実務者研修を修了するためのカリキュラムを受けましょう。



「介護の資格は学校に通うことで身に着く!」



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ここまで介護の資格を取るために通う学校について紹介してきました。



介護業界でスキルアップやキャリアアップを狙うためには資格取得が重要となってきます。



中には資格をできるだけ通信で取りたいと言う人もいるでしょう。



ですが学校には通信にはないメリットがあります。



それは通学することによって講師の生の声を聴き、疑問点をすぐに解決できることです。



介護業界でキャリアアップを狙っているあなた。



学校に通って更に介護のプロを目指しませんか?