葬儀の平均額は約200万円！葬儀の規模に応じた相場も紹介

自分の大切な家族が亡くなると、深い悲しみに襲われますよね。



ですが、いつまでも嘆き悲しんでいる暇はありません。



大切な故人との最後の別れをするために葬儀を催さなければならないからです。



ところで、皆様は葬儀費用の平均がどれくらいなのかご存知でしょうか？



日本消費者協会が2010年に行った『第9回葬儀についてのアンケート調査』によると、過去3年間に身内の葬儀にかけた費用の総額は全国平均で1,998,861円。



葬儀の平均額が約200万となると家族にとって大きな負担になりますよね。



ここでは、葬儀費の内容と葬儀の規模に応じた相場をご紹介します。

葬儀費の平均は約200万円！その内容にはどんなものが含まれているの？

平均約200万円とされている葬儀費ですが、その内容にはどんなものがあるのでしょうか？



葬儀費に含まれる項目を以下にまとめてみました。






一口に葬儀と言ってもこれだけの項目があります。



確かにこれらの項目を全て費用に計上したら200万円は超えそうですね。



ですが、葬儀の種類や規模によってはこれらの費用をぐっと抑えることができます。



ちなみに私の曾祖母の葬儀費用は150万円でした。



規模もそこまで大きくなかったので、返礼品や料理も少なかったはずなのですが、生前花が好きだった曾祖母のために家族が祭壇を生花で埋め尽くしたため、その分料金が上がったようです。



ですが、今考えてみると葬儀社の言い値で支払いをしたように感じます。



もっと事前に葬儀について調べていればもう少し費用を抑えた葬儀ができたかもしれませんね。

葬儀の平均金額に騙されないで！葬儀の種類によって違う費用を確認しよう

葬儀の平均は約200万円ですが、これはあくまでも平均額です。



葬儀の種類や規模によっては葬儀費用を抑えることができます。



では、葬儀の種類にはどんなものがあって、費用はどれくらいかかるのでしょうか。

火葬のみを行う直葬式、火葬式

通夜や告別式を行わず、ごく親しい身内だけで火葬のみを行う葬儀を直葬または火葬式と言います。



基本的に僧侶による読経も行いませんが、プランによっては火葬時に僧侶を呼べるものもあります。



葬儀社ランキングベスト5の火葬式プランの費用を以下にまとめました。






上記より火葬式の相場は200,000円以内になります。

通夜を行わない1日葬

一般的に葬儀は通夜と告別式の2日間で行われます。



1日葬は通夜を行わず告別式のみを行う葬儀のことで、親族を中心に特に故人との付き合いが深かった人が2～30名が参列します。



通夜ぶるまいなどがないため、参列者のおもてなし費用が抑えられるのが大きなポイントです。



また、葬儀を行う施設料も1日分の料金になります。



葬儀社ランキングベスト5の1日葬プランの費用を以下にまとめました。






上記より1日葬の相場は約350,000円になります。



また、これらの金額は料理や返礼品は別となっています。



もし、料理や返礼品を追加する場合はもっと費用がかかるかもしれませんね。

家族で最後の別れを行う家族葬

家族葬とは、名前の通り家族のみで行う葬儀のことで、親せきや特に親しい友人・知人を参列者に迎える小規模な葬儀（20名程度）のことを言います。



一般的な葬儀と違い、参列者が少ないので小さな施設で行うことができるため、施設使用料を抑えることができます。



また、近年家族葬専門の葬儀社も多くなってきており、価格を抑えた葬儀も可能です。



葬儀社ランキングベスト5の1日葬プランの費用を以下にまとめました。






上記より家族葬の相場は、500,000～1,000,000円になります。

一般葬の相場

最後は一般葬の相場になります。



一般葬は参列者の数や祭壇の種類、葬儀の内容に応じて金額が大きく異なります。



なので、葬儀の相場は大きく変動します。



ですが、葬儀社ランキングベスト5では一般葬で参列者100名様までだと以下の金額で葬儀を行うことができます。






上記の金額はいずれも食事代、返礼品代は含んでいません。



オプションによって追加することができます。



近年、食事・返礼品なしの葬儀が増えておりそれらが当たり前になってきています。



そのため、この金額での葬儀が可能となってきているようです。



ですが、私の住んでいるところは昔の慣習を大事にしており、食事や返礼品をなしにするのはどうやら難しいようで曾祖母の葬儀はとても立派な葬儀でした。



地域によっては葬儀費をここまで抑えることは難しいかもしれませんが、いろんな葬儀社を知ることで葬儀費を抑えることはできそうですね。

葬儀の平均と相場を知れば葬儀社の言い値を支払わなくて済む

葬儀費用が高い理由の1つに葬儀費用を値切りにくいということがあります。



それは私たちが葬儀について何も知らなかったから。



近年、終活ブームで様々なイベントが行われていますが、それでもやはり死に対してマイナスイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。



大病や事故などトラブルに遭わない限り、自分の死後について考える機会ってないですよね。



ですが、元気な今のうちに葬儀について少し知っておくと、大切な家族が突然亡くなった場合でも、葬儀社の言いなりになることなく、故人を送り出すことができます。



残念ですが、葬儀社によっては無知な人を騙すような形で高い見積もりを出すところも少なくありません。



そんな悪い人に騙されないためにも、葬儀の平均と相場を把握しておきましょう。



また、生前に葬儀について考えておくと葬儀費を安く抑える方法も見つかりますよ。



以下の記事も是非、参考にしてみてください。



葬儀費は意外と高い！残された家族のために事前準備を！