「今の仕事から介護派遣に転職しよう」と思い立ったなら、知りたいのは「転職の流れ」ではないでしょうか。
とにかく仕事を辞めてからゆっくりと転職活動を……なんて考えている人も、少し待ってください。
ぜひ先に、これからお話することに目を通してください。
本記事では、介護派遣に転職する流れ、気をつける点などをお話ししてまいります。
動き始めるのはそれからでも大丈夫。
というより、読んでからのほうがきっとラッキーですよ!
介護派遣転職の流れを知ろう!
介護派遣に転職する流れをご存知ですか?
もし知らないのでしたら今から知りましょう!
すでにご存知の方も、おさらいのつもりでぜひどうぞ。
パターン1 | パターン2 |
---|---|
登録会に予約 | |
登録会に参加 | |
求人情報を探す | 求人情報を受け取る |
求人に応募 | |
書類選考 | – |
面接 | 派遣先と顔合わせ |
内定 | – |
派遣先と契約 | |
就業 |
派遣で就業する流れには、上記パターン1とパターン2があります。
これは介護派遣に限らず、すべての派遣労働者に当てはまります。
まずはじめに、派遣登録をするための登録会の予約を入れ、登録会で派遣登録をします。
登録会では
- 派遣の仕組みを知る
- プロフィールを記入
- スキルチェック
- 面談
を行います。
そこで自分の希望の職場などを伝えることで、自分に合った仕事を斡旋してもらえるようになります。
求人情報は自分で探すこともできますし、登録後数日はほぼ必ず派遣会社から紹介があります。
ところで、気をつけていただきたいことがあります。
上に2つのパターンを書きましたが、実は、パターン1は「紹介予定派遣」以外だと違法に当たります。
その違法行為とは、「書類選考」「面接」「内定」の3つ。
これらは厚生労働省が発する「労働者派遣事業関係業務取扱要項」の「第7 派遣元事業主の講ずべき措置等」で、はっきり「禁止」と書かれています。
20 派遣労働者を特定することを目的とする行為に対する協力の禁止等
派遣元事業主は、紹介予定派遣の場合を除き、派遣先による派遣労働者の特定を目的とする行為に協力してはならない(「派遣元事業主が講ずべき措置に関する指針」第2の11の(1)(第7の24参照))。
「特定を目的とする行為」への「協力」とは、派遣先からの派遣労働者の指名行為に応じることだけでなく、例えば、派遣先への履歴書の送付、派遣先による派遣労働者の事前面接への協力等特定を目的とする行為(「派遣先が講ずべき措置に関する指針」第2の3(第8の15、18参照))に対する協力は全て含まれる。
この禁止行為が派遣業界でまかり通っているのは事実ですので、その点ご注意ください。
もちろん、「違法行為をしない!」という正しい姿勢の派遣会社もありますからね!
わたしも違法行為は大嫌いです!
というわけで、次は「介護派遣の転職先を決めよう!」です。
介護派遣の転職先を決めよう!
介護派遣の転職先――人材派遣会社。
どの人材派遣会社に登録するかを決めるには、その会社のことをよく知る必要があります。
人材派遣会社のウェブサイトはつぶさに読みましょう。
それでもよくわからないことは、問い合わせで訊きましょう。
会社を知るために登録会の参加予約をするのも有りです。
登録会では、その会社の派遣の仕組みを教えてもらえますからね。
仕組みを聞いてから「登録やめます」と席を立ってもいいのです。
中には、あらゆる人材派遣会社に登録して、各会社から求人情報をもらう……という人もいます。(合法です)
そしてここをご覧の方の場合、派遣は派遣でも「介護派遣」に就きたいわけですから、介護に強い人材派遣会社を選びましょう。
参考記事:介護派遣会社ランキングTOP5!各社の特徴とおすすめはどこ?
会社によっては、「どの地域の求人情報が多い」という強み(偏り?)がありますので、そんなことにも注意です。
というわけで、
- 介護に強い
- 住んでいる地域の求人数が多い
- 法律を尊守している
この3点に着目して、各人材派遣会社を選りすぐりましょう。
くれぐれも、違法を許す会社には入りませんように。
どんな人材派遣会社があるかについては、下の記事にも載っていますので、ぜひ見てみてくださいね。
参考記事:介護派遣の情報まとめ!好条件の求人・社会保障制度など
介護派遣転職のために円満退職をしよう!
これまでは介護派遣労働者として職に就くまでのお話でしたが、ここをご覧の方は何を隠そう「転職」です。
今就いているお仕事があります。
さあ、退職届をいつ出そう。
退職理由は?
退職前に転職活動をしていいの?
そんなこんなの退職の疑問にお答えする前に、兎にも角にも気をつけてほしいのが、これ。
円満退職する!!
「あー、今までお前んとこ嫌だった! ようやく辞められるわ清々する!」とか「あなたたちがわたしを虐めたからですよ……酷いですね……」とか、怒りを吐き捨てたり怨嗟を残してくるのはNGです。
また、「どうせ辞めるし後のことなんて知らなーい」という社会人にあるまじき無責任もいけません。
向こうがニコニコ、こっちもニコニコ(演技可)で辞めるのが円満退職。
そのためには、
- 就業規則で「退職するときは何日前までに提出」となっているかをチェックして、守る。
- 引き継ぎをきちんとする。
- 退職理由に(事実であっても)悪口を書かない。
この3つが大切です。
これらを実行できるのであれば、退職届を出す前に転職活動をしても大丈夫です。
ただし、会社側に転職活動を悟られないようにしましょうね。
後腐れなく退職できれば、前の会社が悪いことをしてくることはありません。
転職する際の邪魔になりません。
ええ、本当に、円満退職は大切です。
以前、わたしが運営に入っていた事業所の職員で、辞める前に口汚く言ってきた人がいまして、悪い印象が残ってしまいました。
そうしてその印象は、地元の介護業界で広まっていったのです……。(わたしは言いませんでしたが、他の方が広めていました)
まとめ
介護派遣に転職するための足掛かりは得られたでしょうか。
介護派遣に転職する流れ、転職先の決め方、円満退職の仕方、これらを把握しておけば確実に転職できます。
介護派遣は必要な仕事ですから、ぜひ、やりがいを持って飛び込んでください。
いろんな職場でスキルアップをするも良し、紹介予定派遣で正社員を狙うも良し。
皆さんが楽しく介護派遣業を勤められることを祈っております。
参考記事:介護派遣の時給相場は?正社員並みに貰える理由を紹介!