介護と仕事、どっちも頑張ることは辛い!
介護と仕事、両方大切なことで「自分でやらなくちゃ」と思っていませんか?
介護は育児と違って終わりが見えません。
できなくなることも多くなり、精神的ストレスとなることもあるでしょう。
生活のために仕事は続けなくちゃいけない、でも親の介護は必要。
そんな人はどうやって介護と仕事の両立をしていけばいいのでしょうか。
今回はそんな頑張り屋さんたちのために、介護と仕事の両立のためにできることを紹介していきます。
目次
ポイント1:『介護と仕事を両立は無理じゃない!』介護離職せず、調整しよう!
まず第一に両立が辛くなっている人に伝えたいことがあります。
それは仕事はやめない方がいいと言うこと。
確かに現在介護離職が多くなっています。
仕事を辞める人のうち、6人に1人が介護を理由に仕事を辞めているという現状です。
ですが介護にはお金がかかるもの。
親の資産等を使って費用を賄うことが前提ですが、足りない分は賄う必要があります。
年金だけでは賄えないと言う事例もないわけではありません。
実際に私の祖父母の場合も思いがけない出費がありました。
もともと老々介護していた祖父母でしたが、介護していた祖母が事故に遭い、入院することになってしまったのです。
このようなケースでは思いがけない出費が発生します。
最悪のケースでは、二人の介護を同時にしなくてはいけないことも。
そうなると年金や親の資産では賄えないこともあります。
あなた自身の生活のためにも仕事は続けるべきであると言えます。
ポイント2:介護の悩みを「地域包括支援センター」「ケアマネージャー」に相談!
では介護と仕事の両立のためにはどうすればいいのでしょうか。
まずあなたができることは「誰かに相談すること」です。
家族が要介護者となると市町村へ介護保険サービス利用のための申請をします。
そこで要介護度によって、地域包括支援センターやケアマネージャーと共に、ケアプランを相談していきます。
ケアマネージャーなどに相談するのは、要介護者のことだけではありません。
あなたや家族が「介護にどれだけ時間をかけられるか」なども相談することができます。
仕事しながらの介護は辛いと言った相談も受け付けています。
デイサービスや特別養護老人ホームなどを紹介し、負担軽減のための提案をしてくれるでしょう。
アドバイスを受けながら介護に向き合うことができる。
それは長い介護に助けてくれる人がいると言うことでもあるのです。
ポイント3:介護施設やヘルパーの力を借りる
場合によっては、特別養護老人ホームや、デイサービスなどを利用することも考えましょう。
自宅で介護したいと言う人や本人の希望もあるでしょう。
介護にかかる費用は介護度によって変わります。
自己負担額も少なくなるためヘルパーなどを頼むことも可能です。
自宅で介護をしたいと言う人は、1日の間に15分などの短時間訪問をたくさんしてくれる24時間の訪問介護を利用してみてはどうでしょうか。
ケアマネージャーに相談することで、介護の方法自体見直すことができ、介護離職しなくても済みますね。
ポイント4:介護と仕事の両立について会社に相談しよう!
次に相談すべき相手は会社です。
日本には介護を理由で休職や休暇を取ったり、時短勤務などをする従業員を支援する制度があります。
これは厚生労働省が促進している介護離職を防ぐための施策です。
働き盛りである介護者が介護離職しないように、会社へ介護者の継続就業のための支援を促すというものです。
また介護を理由に人を解雇してはいけないと法律で定められています。
休業する場合も雇用保険に入っていれば介護給付金が支給されるので生活は安心です。
もしも「制度がない」と言われた場合は労働局雇用均等室などに相談しましょう。
介護を理由とした時短勤務などに会社が応じると「両立支援等助成金」という助成金が出る制度があります。
申請の手間はありますが、会社にとっても必要な制度です。
今では市町村が仕事介護両立のためのセミナーを会社向けに開催していることも。
厚生労働省のホームページでは会社向けに『仕事と介護の両立セミナー』という資料を配布しています。
会社の運営者も国の援助を受けながら、労働者の介護環境を整える助けができます。
制度がより一般化されれば介護と仕事の両立もしやすくなるでしょう。
自分だけ抱え込まず、相談できるところに相談し、一緒に考えていくことが大切であると言えます。
介護と仕事を両立するために助けを求めることは恥ずかしくない!
いかがでしたか?
まず介護と仕事の両立に悩んでいるあなたに伝えたいのは「相談すること」です。
介護は国の制度やサポートが不可欠です。
ですが助成があると言うのに情報がないために利用していない人も。
実は介護が負担となって、介護者自身がストレスを感じ、鬱になってしまうと言う事例もあります。
ケアマネージャーなどは特に親身になって、要介護者や介護者自身をサポートしてくれますよ。
あなた自身を守るためにも、役所やケアマネージャー、会社などに相談してみてはいかがでしょうか。
なお、親の介護をきっかけに介護業界で働く人もいます。
介護派遣会社では、現在介護されている方でも無理なく働くことができるよう、アドバイザーがサポートしてくれます。
介護業界に詳しい会社ですので、利用してみてはいかがでしょうか?
詳しくは下の参考記事を読んでみてください。
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