介護保険料の計算をなんとかしたい!


いちばんの苦手をいよいよ克服しなければならない時がきました。これまで後回しにしていた、介護保険料そのもの、そして計算方法について調べました。結果わかったことは、一律誰でも同額!というわけではなく、事情によって保険料額が変わるということです。ありがたく、反省した次第です。







毎月いくら介護保険料を払っているか




誠にお恥ずかしい限りですが、これまでこんなにお世話になっているのに、全く把握していませんでした。べらぼうに高いときはうるさく言うのに、想像以上に低額だったからです。ただし、これはうちの場合です。そこがポイントかもしれません。



介護保険のサービスを受けるための手順を、別記事で説明しています。落ち着いたときに申請するのが、いちばんいいと思います。



ではさっそく見てみましょう。



平成27年度 介護保険料特別徴収開始通知書
平成27年度 介護保険料特別徴収開始通知書(静岡市在住の母親本人の場合)



うち(母親89歳)の場合を公開したいと思います。市役所からこのような介護保険料についての通知が年1回あります。その書類の保険料額の欄には、年額28,400円(月額2,367円)とあります。



ありがたいことに、介護保険料は年金から天引きされるので、わざわざ納めにいく必要はありません。「特別徴収」のかたちをとっています。言い訳ですが、だから介護保険料について、これまで気づかずに来てしまいました。



うちでの介護保険料の計算方法




介護保険料の計算のしくみを知りたい!


実は、さきほど掲載した市役所からの書類「介護保険料特別徴収開始通知書」に、しっかりと説明されています。この書類の裏面にある項目「保険料の決め方」に計算式と、段階毎の金額が明記されています。全然知りませんでした。



保険料の決め方(平成27年度 介護保険料特別徴収開始通知書)
保険料の決め方(平成27年度 介護保険料特別徴収開始通知書) 静岡市



細かくみていきましょう。静岡市の場合、「基準額」は63,200円です。これは全ての方が同額です。この「基準額」に、区分ごとの「保険料率」を掛け算すると保険料が算出されます。



介護保険料の基準額はどのようにして決めたのですか。(静岡市役所)
https://call.city.shizuoka.jp/wcgfaqpub/qa_detail/000001/DTL000001289.htm



では肝となる「保険料率」はどのように決められているか説明します。この率は、収入金額または合計所得金額によって、11段階に分かれています。65歳以上の人(第1号被保険者)の場合です。母親の場合は、最上位の第1段階で0.45です。



よって下記の計算式で、介護保険料(年額)が導き出されます。
63,000円(基準額) X 0.45(保険料率) =28,400円



あとは年金の給付される偶数月に年額を分配し、2ヶ月毎の金額を設定します。そして自動的に天引きされる仕組みになっています。







第2号被保険者(40歳から64歳までの人)の場合は別計算




第2号被保険者の計算はやはり難しい


第1号被保険者とは異なります。給料や所得があれば、職場の健康保険または国民健康保険ごとに保険料額が決定されています。あたりまえといえばそれまでですが、第1号被保険者に比べてそもそもルールも複雑です



サラリーマンの場合、介護保険料は給与明細に記載があると思います。一方、こちらのサイトでは条件を入力すれば自動計算されるので、試してみてはいかがでしょうか。



健康保険料の計算(カシオ計算機株式会社)



また一例ですが、静岡市の場合は国民健康保険料が以下のサイトのように決められています。



年間保険料 = 医療分 + 後期高齢者支援金分 + 介護分



国民健康保険料の決め方(静岡市)



介護保険料についての私の思い込みから反省に




複雑で自分の理解を超えていると勝手に思い込んでいました。そもそも今までよく知らないでいて、介護関係者の方々に申し訳ない気持ちでいっぱいです。



また別の機会にふれたいと思いますが、何より健康保険と混同していました。仕組みも目的も料金も融通がきかないと、いちいち頭にきていました。無知、無理解からきていて、まったく恥ずかしい限りです。



介護保険と健康保険については、注意点として別記事にまとめています。ぜひご覧になって、私のような間違いをしないでほしいと思います。



介護保険と健康保険の併用がなぜできない?例外のケースとは?



いつの日か第1号被保険者として、この介護保険制度のサービスにお世話になります。今のうちに、まずは基本となる介護保険料について、理解しようとすることは必須と感じた次第です。